Diosa◆01
キウレ🎀離してっ!やめてよ!!
元帥、この娘が式典の邪魔を。
天帝の御前だぞ。
も、申しわk
🎀食べ物食べてただけじゃない!みんなのものじゃないの!?
我々の分は天帝が召し上がってからなのだ!…この様に、ズレた考えを持っている様で。石版産まれのものとは思えず…!
ダマラ☣️そいつの腕、よく見てみろ。
腕?
☣️恐らく腕から背中にかけて模様がある。
はっ!
🎀な、やめてよ!!えっち!
黙れっ!大人しくしろ!
おぉ、あれは…凶事の象徴か!?
なんと!?
恐ろしい…
🎀な、なに?
☣️娘。産まれはどこだ?
🎀知らないよ。気付いたら洞窟にいたもん。
どこの洞窟だ。何か特徴は無かったか!?
🎀わっかんないよぉ〜…あ、キラキラしてた。
☣️キラキラ?
🎀空一杯に赤青白のキラキラがあったかな。
☣️…。
一体どこだというのだ。
☣️元帥。
はっ!
☣️恐らく3日前に地揺れがあった辺りだ。洞窟らしき物を探し、何かが産まれた形跡がないか探せ。
な、何かが!?
☣️恐らくコイツァは…
◆◇◆
☣️と、いうことだから。お前はこれを監視しろ。
🎀誰?
ディオサ🧸かしこまりました…。
☣️なんだ?
🧸いえ、また面倒ごとは私に押し付けなさるのだなと思いましてね。
🎀誰?
☣️お前だから頼むのであろう?
🧸はいはい、信頼頂きありがとうございます。
🎀愛人?
☣️心がこもってないぞ。
🧸そんなことありませんよ?
☣️ディオサ。
🧸はい?
☣️こいつはお前以外に任せられん。(未知数過ぎて)頼んだぞ?
🎀天才過ぎて?
🧸…しかと!
🎀シカト?
◆◇◆
🎀ねぇ、名前なんて言うの?
🧸ディオサだ。お前は?
🎀キウレだよ。ねぇ、厄災ってなんなの?
🧸…。お前、本当に土から生まれたのか?
🎀分かんないよ。気づいたら洞窟にいたんだもん。
🧸親は?
🎀親って?
🧸お前を育てた両親だよ。
🎀も〜。だから気づいたら洞窟だったの!一人でいたんだってば。
🧸…嘘ではないか?
🎀嘘ついてどんな得があるのさぁ
🧸言葉はどこでならった?
🎀えー?普通に話せたけど?
🧸ディオネについては何を知っているんだ?
🎀ディオネって?ディオサの家族?
🧸違う。ここ、石板都市の事だ。
🎀ここ石板なの?
🧸はぁ…分かった、もう面倒だ。一から説明してやる。ここは石板都市といって、空に浮かぶ大都市だ。天帝ダマラ・ナルガ様が治めており、人口1000人程度。
石版都市において殺生は禁止。私の所属する近衛隊が取り締まっている。
マナという力を使う者がおり、天帝と近衛隊はその力が普通より膨大だ。マナを使いこなす者は魔導士と呼ばれている。
石板都市が空に浮いていると言ったが、マナの力で空に浮いている。(近衛隊に属していない魔導士は、自由気ままだったり、協調性がない者で、変わり者扱いされる)
石版を管理しているのはアンノリンという機械で、"悪"が何かを理解している。悪の先に何が待っているかも計算できるので、外部干渉が無ければ間違いは絶対に起こさない。
石版都市には3つの一族が共存している。
魔導を使う魔蔵、精霊魔導を使う天蔵、魔導は使えないが治癒に長けた地蔵。
その中でもナルガ一族には、稀にマナの吸収・貯蓄が出来る者がいる。他人のマナを吸収して殺したり、逆にマナを注ぎまくって破裂させたり出来る。天帝により禁止されているので、やるものはいない。