Theatrum

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

劇場◆序章◆08

精霊が作った鉱石をもらい研究を始める。

鉱石は素となる心臓へ魔力を込め続ければ出来上がるようだ。精霊達は森で死んでいたノウムや動物の心臓を使っていた。

(桜雅は知ったその日から、いつも身につけている孤児院で貰った髪飾りに魔力を込め始めた。みんなには内緒。)

 

魔力を操れる者なら鉱石に魔力を貯める事は可能な様だが、鉱石自体を作るには年月がかかるのが難点。

 

☣️魔力は心臓で作るので、心臓に込めるのは道理ですね…。

⚛️…心臓か。サキて、手術できる?

☣️何の為にですか?

⚛️魔力の可能性と、鉱石の活用法模索の為。

☣️なるほど…なんとなくは分かります。具体的に決まったらまたご相談いただけますか?

⚛️分かった。頼もしいよ。

 

サキの助けを借りて動物、モンスター、ノウムの心臓を使った実験を繰り返すが、上手くいかない。

偶然、実験中にノウムの心臓へ桜雅が操っていた水がかかり、魔力が増幅。心臓と水が融合して暴走した。

ノウムの心臓に込めていた魔力が水へ漏れ出し、魔力が飽和状態となり、衝撃となって発散したらしい。

もともと、水には桜雅の魔力が練りこまれていたので、そこでなんらかの反応が起きた様子。

それをきっかけに、エレメント操作から鉱石を作り出す事に成功する。

魔力とは気力であり、精神が強くなければ鍛える事も保つ事も出来ない。その事から、鉱石に「魂石」と名付けた。

 

心臓によっては元から多くの魔力を含んでいる物もあった。

より簡単に良い心臓を得る為のスコープを作り、生き物にかざしただけで分かる様にした。

 

実験が満足するまでは極秘で実験を行った。

 

アメルテュムから貰った、魔力を感じたら光る魔道具に近づけると、魔道具は光り続けた。

光源が壊れない限り光り続けそうだ。

 

 

実験的に、人が滅多に来ない場所でクリスタルを大きくしていく事にした。

人が来やすい場所のなんとなく神秘的な森の、何の変哲もない大樹のほとりに泉を作り『神秘の大樹に願い事をし、水を飲むと叶う』というデマを流した。

泉の奥には横穴があり、そこを進むと大きめの魂石が設置してある。泉は桜雅の魔力が練りこまれている水で作っており、泉に触れた者の魔力を少し吸収するようにしてある。泉の魔力が飽和状態になると、魂石へと流れ、自然と魂石を成長させるシステムとなった。

 

泉に落ちると大量に魔力を吸われて気絶した末、窒息死する。その死体は泉生物の餌となる。運良く生き残れたものは桜雅の結界に迷い込んでしまう。

 

 

泉を作りに森の一部を作り変えていたら、謎の少女に襲われた。森には動物がたくさんいるのに、開拓の為に森を削られており悩んでいるのだと言う。

 

とりあえず一番の敵である人物を殺せば泉計画を実行しても良いと言ってくれたので、そいつを殺す(又はそれに近い)計画を立てることにした。

 

なんやかんやで

カルラも加わりミヤトとも仲良くなり

そいつを殺す。

 

その間、桜雅オリジナル戦闘用魔導具を完成させて活用する。明道院と魔導具などの契約を結ぶ。

 

その後、カルラとミヤトと桜雅は仲良くなる。

 

動物達の森を保護するという名目である一角に桜雅の魔法で住処を作った。桜雅の思惑は森の至る所に魔法陣を張り、森の生物から少量ずつ魔力を集める事。皆には内緒で行なっていたが、見抜いたカルラとミヤトに怒られる。

 

🍀それより最近森に人間が住み着いてる。

⚛️あぁ、気づいてたけど魔力くれるし見逃してた。

🥀お前は本当に魔力のことばっかだな。

⚛️魔力がないと開発できないんだもん!!

🥀分かった分かった。

🍀思ったんだけど、泉に色々くるじゃん?そん中で人間が意外と来るんだよね。大抵が何かから逃げてたり、衰弱しきってんの。

🍀その人間達を安全な土地に招いて、魔力を集めるってのは?安全を提供する代わりに魔力を少量もらい続けるよって条件で。
⚛️おお…

🥀確かに非力な人間にとってこの世界はとても厳しい。過度に摂取しないのであれば、その条件でも提供してきそうだね。

⚛️ミヤトお前っ!!!なんて賢い!!!

🍀うるっさいなぁ頭を撫でるなっ!

🥀村でも作って自給自足出来るようにしたら自活できるし。何処にその土地を作るかだけど。

⚛️んー。人間てどれくらいいるんだろ?

🥀サキに聞いてみよう。

 

サキのアドバイスもあり、場所を決め、桜雅の魔法で巨木を生成、その中に生活スペース、外に農業スペースを作り、森に迷い込んでる人間を捕獲、条件提示で住まわしてやる事にした。

 

 

ミヤトの相棒である獅子がテアトルムの森で瀕死の怪我を負い、命は諦めるしかない状況に陥った。


ミヤトは魂石を埋め込めば回復するかもしれないと提案。
ただ埋め込むだけでは回復せず、獅子の魔力も足りなかった。保存用の魔力は獅子に適合せずむしろ更に追い込んでしまった。


苦し紛れにミヤトが自分の魔力を注ぐと、突然勢いよくミヤトの魔力を吸収し、獅子は姿を変えていった。
一気に魔力を持ってかれるミヤト、魂石に適応しようと困しむ獅子…桜雅は急ごしらえの結界で2人の魔力が空に逃げないように包み込む。
結界の中が魔力で満たされる。

 


しばらくして静かになるとその場に倒れこむミヤトと獅子。

 

結界を解いて2人に近づく。
漆黒の毛・鋭く生えた金色の角・捉えたものを射殺すかのように鋭い瞳…獅子は動物のそれとは異なる姿に変わっていた。
ミヤトに外見的変化はなく、気絶していた。

 

 

獅子がミヤトの顔に擦り寄ると、額の石が光る。
🥀何してんだ…
⚛️恐らく魔力を分け与えてる…。多分、獅子はミヤトの魔力を糧に魂石と適合出来たんだ。ミヤトと獅子の関係だから出来たんじゃないかな…
🥀眷族になったって感覚かな…
⚛️そうかも…。なんか…凄いもの見たな…
🥀な。

 

 

これをきっかけに魂石を埋め込んで使役する実験を開始。動物やノウムに仕込んでいく。

魂石を埋め込んでも、容れ物が拒否反応を起こして受け入れないまま死亡する事が多かった。

ミヤトと獅子の事を参考にするなら、魔力提供者と容れ物が親密な関係で無ければいけない。

しかし、容れ物と親密でなくても成功するパターンもあった。魂石自体が魔力提供者の魔力に適応している場合がそれだった。

 

適合させる条件は、魔力提供者が魂石か容れ者に魔力を馴染ませる必要があった。最低3日で馴染ませることが出来たが、長ければ長いほど通じる力が大きくなる。