Theatrum

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

劇場◆第四章◆03

⚛️勢いで出て来ちゃった。
🌟出られてよかったな。
⚛️ん。
🌟その頑固はどうにもならないのか?
⚛️…ならないかなぁ。
🌟じゃあもっとその性格とうまく付き合っていきなよね。
⚛️…うん。
🌟…住む場所なんだけどさ。
⚛️うん?今日はとりあえずホテルかなと思ってる。
🌟ホテル?金あるの?

⚛️そーだ…ないんだった。

 

⚔️いたいた。ミラくん?
⚛️あ、オーナさん。
⚔️今独り言喋ってなかった?
⚛️いえ?
⚔️そうか。
⚛️オーナさんて精霊見える?
⚔️んー、見える時と見えない時があるな。認識できた精霊はいつでも見えるんだろうなと思ってる。
⚛️んん?
⚔️名前知ってるとか、顔を覚えたとか、知り合いになった精霊は見えるけど、その他は見えないって事。
⚛️へー。
⚔️ミラくんは見えるの?
⚛️…あなたと同じです。
⚔️ふーん。精霊は力の使い方を教えてくれるから助かってるんだよね。
⚛️戦闘の技術も?
⚔️いや、言い方悪かったね。マナの使い方だよ。魔導は精霊から教わる、なんて事も言うみたいだしね。君も精霊に魔導を教わってるんでしょ?
⚛️そうですね。
⚔️良かったら今度俺にも紹介してね。
⚛️本人が良いと思ったら勝手に出てくると思いますよ。
⚔️だろうね。精霊は警戒心強いからなぁ〜。
⚛️私、アカデミーには入りません。
⚔️あぁ。さっきは勝手にアカデミー入りたいみたいなんていってごめんねー。孤児院出るのが目的だったなら理由は何でもいいかなと思って。
⚛️まぁ、出れたので問題ないです。ありがとうございました。
⚔️これからどうすんの?
⚛️オーナさんは魔導師の知り合いいますか?
⚔️あぁ、アカデミー専属の魔導師がいるよ。
⚛️その人と話しがしたいです!
⚔️ん、アポとったらいいよ。1000人待ちだけどね。
⚛️せ!?
⚔️勇者御一行の一人だからねー。
⚛️あー…そうでしたか。
⚔️アカデミー生ならもっと楽に会えるけどね。
⚛️…、院長の言う通りで、私は組織に所属出来ないです。
⚔️なんで?
⚛️チームプレー無理だし、一人で行動する方が好きだから。
⚔️はははw早死にするな。
⚛️む。
⚔️いいんじゃない?選択するのは君なんだ。早死にしたいならそう言う考えでいなよ。
⚛️1日で精霊魔導をコントロールしました。他のことだって同じように
⚔️そんな甘いもんじゃないよ?ちょっと外に出ただけで危険地帯だからね。ある者は片目を失い、ある者は片腕を失い、ある者は体半分が麻痺して動かなくなった。これはまだ優しい方。精神を侵されて妖魔化して家族を殺したり、操り人形みたいに大切な人を殺させられ続ける奴もいる。人類は奴隷の対象でもあるしね。
⚛️…、
⚔️魔導が扱えるからって恐れて何もしてこないなんてことないんだよ。相手は常に理解の範疇を超えてくる。そう言うやつらへの対処は、経験とそこからくる直感だ。
⚛️…。
⚔️まぁまずそんな経験は出来ない。目の前にした瞬間に死ぬからねっ。
⚛️うん、それはそれ、死んだらそれが私の人生だったと言うことです。
⚔️ん?ふふふ、結構脅したんだけどな。
⚛️頑固だから。
⚔️きみ?
⚛️はい。
⚔️ふふ、やっぱり早死にしそうだ。これ、俺の紋章が入ったピンを渡しておく。俺はアカデミーにだいたい居る。これを見せて入っておいで。
⚛️…じゃあ、貰っておく。ありがとう。
⚔️今夜は?
⚛️ホテルに泊まる。
⚔️ホテルゥ?お金あるの?
⚛️…。

⚔️良かったらうちくるか?

⚛️え。

⚔️引かない引かない。

⚛️こ、

⚔️ん?

⚛️今夜だけ…お願いします。

 


⚛️なんか虚しい。
🌟これから金貯めればいいだろ。

⚛️んー。
🌟普通知り合ったばっかのやつに紋章渡さないよな。
⚛️え、これ?これなに?
🌟しらねーのか。持ち主オリジナルの紋章が入ったピンで、持ち主の弟子って意味がある。
⚛️弟子!?
🌟まぁ身内だよってのを表すような物かな。マナも含まれてるから虫除けになるんだ。
⚛️えー。そんなの渡されたらご恩返さないとじゃん。
🌟お前そんな事考えて生きてんのか。めんどくさいやつだな。
⚛️そうだよ。
🌟…友達少ないだろ。
⚛️外面は良かったから普通にいたかな。
🌟どうだか。
⚛️いいんだよそれは。清算したんだから。これからはテオとまた作っていくから。
🌟俺にも都合ってもんがあるんだけど?
⚛️それは相談ください。わがままだけ言う私じゃなんだから!
🌟そーかよ。

 

 

⚔️よぉ、一回アカデミー見ておいたらどうだ?

⚛️んー、そうですね。

⚔️俺は仕事だからアカデミーには行けないけど、場所わかるよな?

⚛️はーい。

 

🏵わっ!
⚛️大丈夫?ごめん見えてなかった。
🏵いえいえ!僕からぶつかってしまったので、すみませんでした!
⚛️アカデミーの子?
🏵まだ入学してないです!
⚛️そうなんだ。遊びに来たの?
🏵うううん。ミラって人を探してるの。
⚛️ミラ?ハートネット?
🏵そう!知ってる!?
⚛️いや、知らないや。
🏵なんだぁ、また探さないと。
⚛️探してどうするの?
🏵アカデミーを案内したかったの。
⚛️へー。私も始めて来たから案内してもらいたいなぁ〜
🏵あ、いいよ!案内しながらミラ探そうかな!
⚛️うん。よろしくー。


🏵アカデミーは専攻に分かれていて、勇者・魔導師・戦士がある。勇者は魔導師と戦士両方の修練を積むんだ。
⚛️ふーん。誰が教えてるの?
🏵最初は勇者マルカと魔導師ヒナと戦士ガンゾと戦士バフラが教えてたよ。その教え子達が育ったから今はその人達が教えてる。初代達は相談役みたいな感じ。
⚛️へー。キミ…あ、名前なんていうの?
🏵ミズキ!
⚛️ミズキはどの専攻に入りたいの?
🏵勇者!
⚛️てことは魔導使えるの?
🏵へへ…使えないんだぁ。
⚛️あ、そうなの?
🏵だから戦士にしかなれないんだぁ。
⚛️戦闘のプロになればいいんじゃない?
🏵…うん。そうだね、
⚛️…。
🏵お姉さんは誰かとアポ取ってるの?
⚛️いや、取ってないんだよね。
🏵じゃあ案内は終わりだね!
⚛️ありがとう。助かったよ。
へへへー!!
♠️ミズキ〜、また人に迷惑を掛けてるのか?
🏵違うよ!案内してって言われたからしてたんだから!
⚛️案内をお願いしました。この子はしっかり説明してくれました。
♠️そうでしたか。よくやったな。
🏵ふふふ。僕のお父様だよ。
♠️どうも。マルカです。
⚛️は、じめまして…ぇ?お父様?
🏵うん。
⚛️ミズキくんのお父様は勇者かぁ…。
♠️アカデミーには入らないとオーナから聞いてる。見学かな?
⚛️あ、はい。実際に見てから決めようと思って。
♠️そうか。どうだった?
⚛️んー、まだよく分かりません。
🏵え、僕の説明良くなかったかな…
⚛️そういうことじゃなくて…
♠️必要性を感じなかったんだね。
⚛️…。
♠️ここが全てではないからね。納得いくものを自分で見つけていくといいよ。見つけにくい分大変だろうから、頑張りなよ。
⚛️はい、どうも。
マルカさん、ヒナさんが呼んでましたよ。
♠️分かった。じゃあ…

⚛️あのっ、石版都市に行く方法を知りませんか!?

🏵石版都市?遺跡に?

⚛️はい。行ってみたいんです。

♠️行く方法は2つある。空からか、地上からか。

⚛️2つ…

マルカさん。

⚛️どうやって!?

♠️ごめんね。時間がないからまた今度。失礼するね、ミラさん。
🏵え?ミラ?ミラハートネット??

 

 

 

⚛️テオ、2つの方法思い当たる?
🌟んー、翼生やして飛ぶか、転移魔法陣描いて行くか…かなぁ。
⚛️転移魔法陣は2つの魔法陣が繋がってないと意味ないよね?
🌟だな。
⚛️えーじゃあ両方共今すぐは無理じゃん。
🌟時間かければ可能なのか?

⚛️不可能はないでしょ。

🌟ふっ。期待してまーす。

 

⚔️お。アカデミー来たのか。どうだった?

⚛️違う感じだった。

⚔️ははっ。違うかぁー!そんなお前にいい話を持ってきたぜ?

⚛️なに?

⚔️アカデミーみたいなところは他にもある。

⚛️え!?なんで隠してたの?

⚔️隠してたわけじゃないんだが、ここから離れたところにあるからな。

⚛️どこにあるの?

⚔️遊間だ。