甘能美にあふれた世界

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

魔女の戯 メモ8

⚛️アメルは何故魔道具を創ってるの?
💫魔道具はよく売れるんだよ。
⚛️魔力を注がないと動かないのに?
💫大抵の種族は魔力を使うでしょ。エレメントを使えるのは魔導師だけだけど。
⚛️そうなんだ。

💫ふぅ。

🌐目を細めて細かい作業を行っていたアメルテュムは、手を止め、近くにあった魔道具を手にする。

 

💫例えばこれ。魔力に触れると開いて盾になる。ホラ
🌐ミラへ投げ渡される。
⚛️おお!
🌐短い円柱状のものが、折り畳み傘の様に開いた。
💫こっちは魔力を含んだ瞬間に爆発する爆弾、光線弾、煙幕。魔力が近づくと光るペンダント。こーゆーのを誰が求めると思う?
⚛️戦闘好き…
💫それもある。でも、魔導も魔力も戦う能力もない非力な奴等が自分を守る為に使うんだ。
⚛️え?
💫ヒト種、非戦闘民族なんかが買っていく。
⚛️へー…。
💫攻撃としては使えないけど、身を守るちょっとした道具にはなるかな。気休めだけど。
⚛️…防具と武器を創ってるんだ。
💫それだけじゃない。暮らしの助けになるものもあるよ。むしろそっちが主だ。活動資金の為に防具なんかを創ってる。
⚛️…でも、ヒト種って少ないでしょ。非戦闘民族も護衛をつけるからそんなに必要としないだろうし。
💫筋があるんだよ。

 

 

 

💫よし。溜まってた試作品はこんなもんかな。これ、完了印ね。また気が向いたら頼むよ!
⚛️あの…このペンダント、買いたいんだけどいくらかな?
💫え?コレ?うちをお得意様にしてくれるんだったらあげるよぉ。ってかもっと良いのあげるから待ってて。
🌐そう言うと奥の部屋へ消えていくアメルテュム。
💫えーっと確かこの辺にぃ〜
🌐ガチャガチャ…ゴンガンドンッ
💫あ〜あったあった!ホレ
⚛️わぁ!剣?
💫そ!魔力込めてみっ。
🌐ミラが魔力を込めると剣の刃に沿って光が集まった。
💫普通にしてても切れるけど、魔力で鋭くすればもっと切れるってイメージで作ったんだけど、まぁ試作品だからさ。お代はいらない代わりに感想聞かせてっ!
⚛️ありがとう!使ってみるよ!

 

ーーーー屋敷に戻るーーーー

 

⚛️これ、剣の刃に魔力が流れやすい様になってる。そーゆー素材なのかな?その素材があるとすれば上手く活用できそう。
魔力が近づくと光るペンダントは距離感が曖昧で、確かな働きはしてくれない。しかも魔力を常に垂れ流してる奴にしか意味がない。
魔力に反応して形態変化させるのは面白い発想だけど、パズルみたいで考えるのは難しいや。

 

🌐ミラはその後、アメルテュムの店に通い、魔力を使って魔道具を開発していく。魔道具とそのレシピがいくつか完成した。アメルテュムの店は前よりも繁盛し、大きめの魔道具工房を建て、人を雇って作る様になった。

 

作るのは暮らしに役立つ雑貨が大半で、契約した種族にのみ戦闘用魔道具を作っていた。その間魔道具の試作品をいくつか試すバイトを請け負い、魔道具製作のノウハウを少しずつ学び盗んでいくミラだった。