甘能美にあふれた世界

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

悪魔のペット①


『魔力を使わない様教育されていますから、この子は全く使えませんよ〜。』
そんな売り文句を面白がった変わり者が私を買う。1人目は私をおもちゃにして遊び、飽きたらまた売られた。2人目は殺人鬼で、トドメはいつも私にやらせた。そいつのお陰で少し身を守れるようになったが、殺してやる前に売られてしまった。3人目は、魔界では3本の指に入る殺人一家の王子様だった。

 

仕事では生き物を殺してばかりだから、家では生き物を飼ってみようと思ったらしい。魔力が使えないなら、尚更哀れで世話を焼く事になるだろうと。

 

この悪魔は整った顔立ちで、程々に女遊びを嗜み生きていた。
次男なので、跡は継がないが殺しは家業として続けたいらしく、私にはよく分からない仕事をやってよく分からない金額の収入を得ているらしい。

 

 

そんな日々に刺激を求めていたところ、仕事の関係で訪れた奴隷売り場で高額に取引されていた娘に興味を持つ。
その娘は魔導士でありながら魔力が貧弱だった。魔導士は魔力が無いと死ぬ。命を繋ぐ程度の魔力しか持っていなかった。

 

奴隷商人の話によると、幼い頃に育てた者が魔力を極力抜き続けたらしく、一定以上の魔力に身体が耐えられないまま育ったらしい。

 

魔力を持たない魔導士がどうやって生きてく?いや、奴隷に生き方なんて関係ないか…。ふむ、だが暇だし…買ってみるか。