甘能美にあふれた世界

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

長女 ・ 三女 ④


で、結局あの研究施設は必要なかったと?
うん。
んだよ。じゃあさっさと破壊するか。
え、待って!私みたいにまだ息のある人が…
もう遅いみたいね。
え、はやぁ…
明道院の統率力は天下一品…
誰か助けられたかも知れないのに…
それはそれ、あんたの運が良かったのさ。
…。
さて、私は今から逢魔時の門に行くわ。
逢魔時の門?
温泉地の?
そう。温泉にも入りたいけど、オーナーに用があるので。
知り合いなの?
えぇ。個人的に魔導具を作る時にお邪魔してたのよ。資材や情報でね。
ふむ…では行こう。
私も。
え?来るの…?
なんだい?都合悪いの?
いや…こっから結構かかるし…旅費とか。
そりゃ自分でなんとかするさ。サラの分はあたしが出そうか。
あ、後でお返しします。
えー。じゃあ私のもお願い。
お前1人で行く気だったのにどうするつもりだったんだよ。
いや…裏の手を…
裏の手?
まさか無賃…

貸しだからな?後でちゃんと返しなよ?
分かってるってば。魔導具でもなんでも作るから待っててよ。
ごめんなさいカルラさん、必ずお返ししますので。
いいよ。ミラもサラくらい慎み持った方がいいよ。
気になってたんだけどさ、
話題変えるし。
カルラは明道院の仕事に戻らなくていいの?
これも仕事の一つだが?
そうなの?1人で仕事するのね。
気づいてないだけで近くに仲間がいるんじゃないんですか?
いないよ。あたしは基本単独行動だから。自由に動けた方がやりやすいしな。
へー。あ、お弁当買って!
私もお腹すきました…
じゃあ昼にするか。