甘能美にあふれた世界

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

魔女の戯 メモ16

🦁それ…腰につけるかぁ?
⚛️だって担ぐと重いんだもん。
🍁あのさ
⚛️ん?何小夜ちゃん。
🍁ちゃん付けて呼ばないで。1つ光ってるよ。
⚛️へ?あ!?腰下げに入れてた卵から魔力吸ってる!あー、卵が半分に…
🦁なんか入ってんじゃねーの?開けて見よーぜ。

 

🌐短剣を使って金細工の1つを開けてみる。
すると中には小さな少年が石を抱えて眠っていた。
声をかけて起こしてみると、少年は眠気まなこで答えた。自分は精霊で、魔力を魔力袋に入れて持って行かないといけない場所がある。しかし、その往復に飽き、いい方法を思いついたのであの強い鳥に寄生していたという。精霊達が鳥の魔力を吸い続けるから、鳥は自分に魔力を貯められる様、遺跡に来る生物全てを喰らっていたという訳だった。
🌐いい方法とは、魔力を魔力袋より多く効率よく運ぶ方法。魔力を凝縮して安定させる為に鉱石化、それを持ち運ぶ。試みたのが3年ほど前なのでまだ運び出していないが、気づけば自分と同じくらいの大きさまで育てられた、と。本当は運ぶのが億劫でサボっていた…という様子だった。因みに六匹兄弟で他の金細工にそれぞれ住み着いてるとのこと。

 

🌐ミラは兄弟を起こして契約を持ちかける。食事や住まいは工面するので、引き続きミラの為に魔力凝縮鉱石を作ってくれと。

 

🌐強い鳥を倒したあんたならもっと強いだろうし、寝るだけの生活には飽きていたところだと六匹共了承。契約を交わした。

 

⚛️精霊との契約ってどうやるの?
🔴軽いキスだな。
🔵口にこうチュッと。
💕え!?僕ファーストキスだよ!
💚俺もだ。ってーかお前ら全員だろ。
💛えーどーしよーどーしよー。
⚛️いいから、はやくしてくれる?
💕うぇぇ、ムードとかない訳?
⚛️小さな君達と巨大な私とではそういう雰囲気にもならないでしょ。
💕ちぇっ。

 

☣️何を企んでいらっしゃるので?
⚛️ふふ。屋敷に帰ったら伝えるよ。

魔女の戯 メモ15

🦁なぁミラ、遺跡にノウムがいるのは知ってたのか?
⚛️うん。
🍁対策は?
⚛️魔力を多く持っているらしく、生命力が高い、凶暴な鳥類。普通に鳥類なら火を怖がるだろうと踏んでる。火がダメだったとしても、苦手そうなものをその場で産み出してみるよ。
🦁魔導師ってのは頼もしいもんだな。
🍁ミラさんは特別じゃないかな。普通、エレメントは1つしか使えないって主が言っていたし。
🦁そっか。
🍁配置は?
⚛️配置?
🦁誰かが気を引いて…とかそんなやつだよ。
⚛️あぁ…えっと、
☣️ミラ様はチーム戦に慣れてませんからねぇ。
🍁そう…。
🦁じゃあそれも実戦でだな。

 


🌐見た目は確かに鳥類だった。首には飾りが多く下がっていて、誰かに飼われていた名残がある。
遠くからノウムを観察する。
食事をし、卵のようなものを産み、それをまた食べる。食べると首飾りが光った。鳥はそれを繰り返していた。

 

〜〜色々やって退治完了〜〜

 

🌐鳥を倒し、飾りを近くで確認すると金のブローチが6つ繋がった首飾りと、ツノにかかった紫基調の紐細工があった。戦利品としてそれらを頂き、羽根やツノ、卵など巣にあるものを手に入れた。

 

🥀あれ?それあんたらが倒したの?
⚛️うん。
🥀誰の依頼で?
⚛️ニヤビ。
🥀ニヤビ?逢う魔が時のオーナー?
☣️そうです。
🥀なんでそんな人が依頼するんだよぉ〜。
🦁贔屓の客から依頼されることもあるんだ。
🥀なるほどねぇ〜。あー!無駄足かよぉ。ほんとついてねぇ。
⚛️私ら取るだけ取ったから好きに持っていっていいよ?
🥀はぁ?ノウムの死骸なんて誰も欲しがらないだろ。ん?
⚛️ん?
🥀お前のそれ。
⚛️どれ?
🥀金の
⚛️これ?
🥀ふむ…。
⚛️なに?
🥀いや、なんでもない。それより自己紹介が遅れたな。私はカルラ。依頼を請け負ったり色々やってる。
⚛️私はミラ。魔導師だ。
🥀魔導師ね。…次に依頼請け負ってたりするの?
⚛️いや、この遺跡でやる事は済んだ。
🥀そぅ。じゃあまたね〜。
⚛️無駄足踏ませて、悪かった。

 

カルラは振り向かずに右手をヒラヒラと動かしていた。

魔女の戯 メモ14

プルルルル…プルルルル…
ガチャ

 

☣️はい?
💫あーミラいる?新しい魔道具のレシピ考えたから一緒につくりたいんだけど。
☣️ミラ様は長い出張中でして。一応伝えてみますが…
💫ありがとう。今度は〇〇みたいなのを考えてるから、簡単に伝えてもらえる?
☣️分かりました。失礼します。

 

☣️…と、いう事なのですが。
⚛️ai、私が捕まってること知ってて助けに来なかったの!?
☣️はい。ミラ様が城へ招集された事はマスターから伺いましたし、王国からも文が届きましたので。
⚛️ふみぃ!?
☣️エレメントや戦闘の修行と聞いています。
⚛️なんだよもー!勝手ばっかり。知らないんですけど!
☣️まぁ…。でも、雰囲気がお変わりになりましたね。エレメントコントロールは上手くいってますか?
⚛️うん。体術を鍛えてもらったんだけど、力の入れ方を学んだら魔導にも通じてる所があって。前よりも魔導は操れてるかな。
☣️それは大変嬉しい事ですね。ではアメルテュムさんの研究にも活かせるかもしれませんね。
⚛️んー。レシピを見たけど、材料が足りないでしょコレ。
☣️集める所からがご依頼みたいですよ。
⚛️そうなのかぁ。獅子王?
🦁外に出る許可か?
⚛️うん。
🦁聞いてみないと分かんねーかな。
⚛️だよねー。聞いてみるかぁ。

 

 

🎲条件がある。
⚛️えー。
🎲必ず戻る事。
⚛️…ぇえ。(ちょっと引いてる声)
🎲場所はわかってるのか?
⚛️うん。調べた。
1つ目は〇〇
2つ目は〇〇

☣️それらはアメルテュムさんが別で雇った方が集めるそうです。
⚛️そうなの?じゃあ〇〇の遺跡だけだね。

🎲遺跡?
⚛️そ。そこで採れる光るキノコ。

🎲一護。

🍓はい。問題に上がっていた、華愚鵺(かぐや)の居る遺跡ですね。

⚛️なに?

🍓〇〇族の飼っていた怪鳥が行方不明になり、目撃情報が得られたのがその遺跡です。多く殺生をして体が肥大し、凶暴化した為、退治依頼が来ていました。

🎲ついでに退治してきてくれ。

⚛️凶暴なんでしょ?ヤダ。
🎲拒否権はない。獅子王と小夜を付ける。
⚛️いらないよ!aiが一緒なら二人で大丈夫だから。
🎲監視だ。
⚛️…別に逃げやしないし。
🎲さっさと行け。

魔女の戯 メモ13

⚛️あいつ…殺しに来たのか。
🎲そうじゃねーの?
⚛️あんたならあいつに負けることは無いの?
🎲主と呼べ。
⚛️…私の主人じゃ無いもん。
🎲お前はこの屋敷から出られない。だから主である俺に従うしか無い。現状を理解して最善を尽くせよ。
⚛️何もかも…突然すぎる…この世界に来たのも最近で、わからないことばかりなのにっ!理解して最善って!なんだよ!!
🎲弱腰だな。辛気臭いのは嫌いなんだ。失礼する。
⚛️まっ!魔力まだ全然戻ってないのに!
🎲お前と話しているとネガティブな空気になる。建設的で無い会話は無駄だ。
⚛️分かった!黙るから、魔力くださいご主人様!
🎲…。ご主人、か。新しいな。
⚛️何してんの。
🎲魔力を注ぐ。
⚛️えまって。
🎲なんだ。いらないのか。
⚛️この距離はキスでしょ?
🎲魔力はそうやって譲渡するんだ。
⚛️ナルガは違うじゃん!
🎲あの一族は特別だ。
⚛️まっ

 

 

 

 

 

 


⚛️答え聞いてないんだけど。
🎲なんだ?
⚛️ナルガと戦ったらご主人様が勝つの?
🎲当たり前だろう。
⚛️ふーん。
🎲つまりお前なんかは俺の足元にも及ばないという事だ。
⚛️わざわざムカつく言い方しなくても。
🎲精進しろ。
⚛️…。

魔女の戯 メモ12

😤今日からこの本丸で生活する魔導師のミラだ。魔導師とはいえその能力を十分にコントロール出来ていないと聞く。その為、魔導・体術・戦術を我々が訓練する事になった。担当は内番に加えておくので確認する事。何か一言あるか?
⚛️…。…全力でここから逃げ出す。
🦁ぷっ、はっはっはっ!
⚽️なんだそれ
🦁長谷部、それって主命なんだろ?
😤そうだ。
🗡じゃあぼくたちはミラがにげないようにきをつけるのも主さまのめいれいですね。
😤そうなるな。
🐻最近は出陣してないからヒマしてた所だ。
👓精々気張る事だな。
⚛️え…なに?こわ…


毎日鬼ごっこをしながら怪我するほど暴れた。屋敷を壊して庭を荒らしてご飯抜きになって。夜は夜で身を守るのが大変だった。


ーー数日後ーー

 

⚛️相手の動きが速すぎて組手が出来ない。そもそも相手の攻撃を受けきることも出来ない。どこから攻撃が来るか分からないから踏ん張り方もわからないし…

 

ゆっくりと身体を動かし、今日の蛍丸と愛染との組手を思い起こすミラ。

 

⚛️暑い…

 

寝巻き・裸足で屋敷の庭に出る。風が冷たくて気持ちがいい。

胸の奥に入るように深く息を吸い、再び身体を動かす。

 

チリ…

 

⚛️…?

 

チリチリ…

 

⚛️この感じは!?

 

はっきりと魔力を吸われていると気づいた時には背中に打撃を食らって倒れていた。

 

👁‍🗨あっれー?現れる前に魔力吸ったのに。気づかないなんてまだクソ弱いじゃん。何の為にここにいるの?
⚛️うるせー退け。
👁‍🗨どかせてみなよ。
⚛️ぐっ、かはっ!
👁‍🗨ほーら背骨折れちゃうよー?
⚛️ちっ…!

 

地面へ魔力を流し、植物を作り出すと男を拘束した。

 

⚛️このまま溺れ死ね!

 

近くの池から水を運び、男を包み込む。
その間も魔力を吸い続ける男。

 

👁‍🗨こぽこぽ…
⚛️くっ、はぁはぁ…

 

馬乗りで魔力を吸われ、上手く水を保っていられなくなる。徐々に垂れ下がっていき、男の頭が空気に触れる。
音を立てて水が落ちる。魔力をほぼ吸われてしまい、身体に力が入らない。

 

👁‍🗨っは。つまらないなぁ。

 

懐から小刀を取り出す。

 

👁‍🗨もーちょっと面白いと思ったのに。幻滅。

 

ミラの首へ刃が落ちるその時、棒状の手裏剣が飛び、咄嗟に避ける男。着地の瞬間を狙ってまた投げられる手裏剣を避け、投げた主を見る。

 

🎲うちの飼い猫に何か用か?
👁‍🗨おや珍しい。あるじさまが直々に出てくださるとは思いもよらなかった。
🎲気まぐれだよ。
🦁おっらぁ!!!!
🍁死んで。
👁‍🗨おっと。流石に付喪神とあるじさま相手にするのは手に余るね。
🦁なんて格好してんだよミラ。
🍁風邪ひくね。
🦁もーちょっと戦えると思ったんだけどなぁ〜
やっぱり試してたんですか。付喪神がたくさんいるのにおかしいと思ったんですよ。
🍁試す?そんな失礼な事しないよ。ミラなら倒してくれると信じてるから。
👁‍🗨はは。残念な結果だったね。
🦁まだ終わりじゃないぜ…?
🍁楽しみにしてなよ…
👁‍🗨期待値高め…。僕の理想通りだと嬉しいんだけどねぇー。ま、今日はこれで帰るよ。
🎲二度と来るなよ。
👁‍🗨善処する。

🎲おい。いつまで寝てやがる。
🍁主、気絶してる!
🎲なにぃ?
🦁魔力ってのを吸われすぎたんじゃないか?
🎲ち、仕方ねーなぁ。俺の部屋に運べ。

魔女の戯 メモ11

⚜️背中の刺青はオシャレ?
⚛️違いますよ。答えたくないです。
⚜️何で?
⚛️答えたくないって言ってんのに聞くんですか!?
⚜️だって気になるだろう。
⚛️じゃあオシャレです。
⚜️じゃあってなんだよ。
⚛️私はいつ解放されるんですか!?
⚜️ん?俺が満足するまでだろ?
⚛️それはいつです!?
⚜️さぁなぁ〜お前が素直に質問に答えれば良いんたがな。
⚛️じゃあさっさと質問してくださいよ!
⚜️お前には、自覚がない。
⚛️は?
⚜️だから聞いても仕方ない。
⚛️ちっ…もう良い。自力で抜け出してやりますよっ。

 

🌐指を摩擦して鳴らした瞬間、皇帝を木が襲う。しかし、木は切り刻まれて男へ届くことはなかった。間髪開けずにミラへ向けられる刃を避け、落ちている水瓶の水で攻撃を繰り返すが当たらない。

⚛️速いっ!

🌐隙を突かれ、青い髪の少年に、床へ組み敷かれた。

⚜️お前…扱えるエレメントは2種か?
⚛️…。
⚜️まぁ良い。獅子王、小夜
🦁ん?
🍁なに?
⚜️お前たちは今日からこいつの監視だ。部屋を与へ、魔導と体術の戦闘訓練をしろ。特別な事があれば俺に報告。以上だ。
🦁はいよ。
🍁…それは今決めた事?

⚜️そうだ。ニヤビには伝えておく。

🍁いいのかな…。

🦁よっぽどじゃなきゃ俺らは出陣しないんだから、主も許可するんじゃないか?
⚛️何を勝手に!
⚜️お前は俺に指一本触れられない。これは事実だ。それを受け止め、恥じろ。
⚛️ッ!?
⚜️まずは食事を摂らせろ。さがれ。

魔女の戯 メモ10

🌐高級そうなローテーブルに並べられた食事を床に座って食べている皇帝。ふわふわした感覚から腹部の痛みへと意識が変わる…ミラは床で横になっていた。

 

⚜️ん、起きたか。
⚛️!?
🌐起きると同時に身体中を触るミラ。首、手首足首、胴体…なにも変化はない…
⚜️何も着けてないし、何もしてない。
⚛️…ここは。
⚜️俺の部屋だ。お前も食う?
⚛️遠慮します。
⚜️美味いのに。おい、

🌐パチンと指を鳴らしながらメイドに声を掛ける。食事がさげられていく。コップを一つ持ち、ミラの近くへ寄る。

 

⚜️な、奴隷の経験でもあんの?
⚛️…何故?
⚜️起きてすぐに身体中をみてたから。鎖や魔術が施されてないか確認したんだろ?
⚛️…突然抱きついてくるような変態に連れていかれたんですもの。何かされたか疑いもします。
⚜️へぇ…
🌐持っていた飲み物を口に含み、魔女へ強引に口移すと鼻、口を手で覆った。
⚛️ぐっゲホ、
⚜️俺はそういう態度を取られるのが好きじゃねーんだ。長生きしたかったら改める事だ。
⚛️…!
⚜️痛って!
🌐魔女の口を塞いでいた手から血が流れる。
⚛️じゃあ殺せば?生にしがみつく程今生に心残りなんてないので。
⚜️…言ったな?

🌐皇帝はミラの首を右手で握る。
⚜️じゃあ殺してやる。一番辛いやり方でな。

👁‍🗨待って待ってよ皇帝。落ち着いて。
⚜️ナルガ…勝手に俺の部屋に入るんじゃない。お前も死にたいのか?
👁‍🗨今回は皇帝の為だから見逃してよ。その魔導師は並の魔導師とは違う何かを持ってる。
⚜️事によっては今2人とも消すぞ。
👁‍🗨落ち着きなってば…
🌐2人の殺気に吐き気がする。自分は何に巻き込まれてるのか未だによくわからない。
⚛️つッ……?
🌐突然身体が熱くなるのを感じる。先程から頭がふわふわしていたのは殴られたせいではなさそうだ。
⚜️ったく。ナルガ消えろ。
👁‍🗨殺さないでよ?僕も知りたい事があるんだから。
🌐ナルガの言葉が終わる前に皇帝はミラへ強引に口付ける。
👁‍🗨もぉ…。
🌐ナルガは黒い煙と共にスッと消えた。
⚜️お前、ナルガがいるとあの匂いを出すんだな…
⚛️に、おい?
⚜️甘い匂いだ。果樹園でもやってるのか?
⚛️やって、ない…
⚜️今はしない…ナルガにフェロモン撒き散らしてんのか?
⚛️んなわけ…くっ、
⚜️じゃあなんか心当たりは?
⚛️ん…はぁ、ナルガは…魔力を吸う一族だから…
⚜️あぁ、魔導師の中では特異とされる能力だったか?
⚛️ん…、
⚜️ん?じゃあナルガはお前の魔力を吸ってたのか。それでこんなに弱いのかよ。てか…会う魔導師みんな弱いのって、あいつが原因か?
⚛️可能性は、あっる…
⚜️ふーん。はむ
⚛️んっ!?…おか、しい、
⚜️あ?何が。
⚛️こんなに…ぐぅ、
⚜️こんなに感度が高いのはおかしいって?お前にさっき飲ませたのは度数の高い酒だ。それじゃねーの?
⚛️あ…ぶ、ぶどう?
⚜️あー、そーだな。
⚛️最悪…はぁ、ん、
⚜️ぶどうに弱いのか?覚えておこう。
⚛️し、ねっ、
⚜️皇帝に何度も死ねというもんじゃねーよ。別の意味でなら、何度だっていかせてやるがな。