Theatrum

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

レジェンテール00-1 三女

🌐14歳の誕生日、里親に引き取られた。
ガタガタと揺れる馬車の中で、新しい景色に胸を躍らせていた。
馬車が到着した先は立派なお屋敷…まさに医者の家、といった所だ。
🚹とっておきを用意したから目を隠すよ。
🌐真っ黒の布で目を覆われ、里親に手を引かれて歩いた。
🚹さぁここがお前の部屋だよ。
🌐ドアを開く重たい音が聞こえた。香の匂い…大勢の気配…ここが私の部屋?
🌐目隠しを取ると、大きな魔法陣の中心にパトラとオウカは立っていた。魔法陣の周りを囲んで、黒いマントを被った者たちも立っている。
🚹準備は整った。さぁ、いでよ魔王よっ!
🌐継父のパトラがそう叫ぶと、オウカの背中から大量に血が吹き出た。激痛に耐え、離れそうになる意識を必死に保とうとするが、足元は自分の血がどんどん広がっていく…
⚛️あぁ…死ぬんだ。
🌐そう思った時、巨大な黒い手がオウカを掴んだ。
⚪️だいじょうぶ。
🌐背中の痛みが消え、模様が浮かび上がる。
⚫️コレを使い、邪魔を潰せ。
🌐胸に手を差し込み、引き出される。握られた手の中でオウカの心臓が鼓動を打っていた。
⚪️楽しませてね。
⚫️綺麗さっぱりが望ましい。

 

 

🌐魔術の祭壇で目を覚ましたが、里親の用意した部屋とは違って見えた。
⚛️さっきのは…?くっかはっ!!?
🌐息が吸えない。体に力が入らない。力が抜けていく…。
⚛️い、いやだ!死にたくないっ死にたくないっ。空気吸いたいっ空気っ!
🌐近くに落ちていた紙袋で口を覆い、空気を肺へねじ込む。頭の中を真っ白にしながらひたすら自身の心音を聞いた。下腹部が熱くなるのを感じる…
⚛️…で、きた…。
🌐どっと汗をかく。先程より落ち着いて状況を整理できた。
里親は異界心酔集団の関係者…
自分は生贄にされた…
白いのと黒いのが心臓を掴み、背中の傷を治した。
🌐落ち着いて辺りを見回すと、パトラに連れられた部屋とは違う、少し違和感のある部屋だった。
⚛️背中の傷…!?
🌐鏡で確認すると、背中には傷の代わりに丸や月、ダイヤ型の模様があった。
⚛️傷が治った…?味方なのか?でも心臓を握られた…
🌐記憶は曖昧で細かい事は覚えていなかった。血だらけの服を脱ぎ、その辺にある適当な大きめのワンピースを着て裾を結ぶ。

 

ガチャ

 

⚛️!?
☪️……あれ?
🌐突然の明かりに目を細めるオウカ。聞き覚えのない声はダンダンと音を立てながら足早にオウカへ近づく。

 

バキッ

 

⚛️ぐぁっ!


ガタガタンッ!!


🌐オウカは腹部を蹴られ、積んであった箱へとんでいった。
☪️なんでこの部屋にいるの?誰も入れないはずなのに。どうやって入ったの?
🌐オウカへ質問し続ける間も足を止めなかった。
⚛️ぐ、い、いたいっ…!
☪️ねぇなんで?どうやったの?ねぇ。
⚛️やめっ!
🌐腹、顔、背中に強い蹴りを入れていく。
☪️きみ…マナが使えるね、という事は魔道士だ。
⚛️魔道士?
☪️は?誤魔化そうとしてる?マナを扱う者の事を魔道士っていうんだよ。まさか知らないなんて言わないよね僕の部屋に入れるくらいのマナはもってるんでしょ君は何者?
⚛️な、何のことだか分からないっ。
☪️あームカつく。時間稼ぎなら無駄だからね君の目的は何?言っておくけどマナなら毎日貯めて持って行ってるからね。適度に戦争にも顔だしてナルガの名も売ってるしこれ以上何かあるなら言ってみなよホラ
🌐再び蹴り始める。
⚛️ホントに、分からない…
☪️ふーん?…魔道士には2パターンある。1つは母親からの遺伝。もう1つは突然変異だ。君はどっち?後者?
⚛️さっき…体が熱くて死ぬかと…。
☪️はいはい後者。突然変異の魔道士は魔道の使い方を知らないからまず自滅するんだよ。
⚛️自滅…?
☪️魔道の源は心臓にある。そこから魔力が漏れると生命エネルギーも減る。気づかぬ人はそのまま苦しみながら死んで行くんだよ。
⚛️どうすれば…っ!?
☪️教えるかよっ!!!!

 

バキッ

 

⚛️いってっ、、、
☪️でも君、
⚛️?
☪️自力で制御したんじゃないの?
⚛️へ?
☪️僕には関係ないけど。で、
🌐オウカの髪を乱暴に掴んで持ち上げる。
☪️どうやってこの部屋に入った?
⚛️黒いのと白いのが…
☪️は?
⚛️異世界陶酔集団に捕まって…黒いのと白いのがいる所に連れてかれて…心臓を抜かれて…気づいたらここにいた。
☪️……本当に?
⚛️ッ…。
☪️僕が思ってた以上に厄介だ。君はここで殺すよ。
⚛️へ?ん、ぐあっ!?
🌐ナルガにマナを吸われるオウカ。


☪️うあっつ!?
🌐突然熱がるナルガ。
☪️お前魔導を!?
⚛️え?
☪️やっぱり死ね!
⚛️くっ、こうか!?
☪️あっつ!!止めろぉおお!
🌐無意識のうちに炎を生み出したオウカは、不器用ながらナルガへ抵抗する。ナルガは激情してオウカへ攻撃を与えてくるが、戦いの中で炎・水・風・土のマナを獲得していったオウカ。その間、オウカのマナが減る事はなく、無限に魔導を使ってナルガを相手にし、殺した。疲弊しきったオウカはその場に崩れ落ちる。
(ナルガ・シャラク視点では、ある日女の子が自宅の部屋に突然現れる。不思議な事に、その部屋は窓などの外界から通じる出入り口がない上、廊下へと繋がるドアには魔導で堅く封じられていたのに、少女が現れた。1日目は親切にしたがその夜殺された。次に目覚めた時、1日目の繰り返しだった。やはり少女が現れ、1日目とは違う対応を取ったが最後には誰かに殺された。それが5日間続き、思考が正常に働かなくなり、はなから少女を殺すつもりで出会う。そうすると初めて時が進んだ。少女と戦う日が数日続いた。その中で気付く。白と黒による使命はコレだと。その少女が魔導を操れる様、導く為命をかけろ。理不尽だなぁ。僕の生きたかった人生じゃないよ…悔しいなぁ…)

 

レジェンテール04-3 ミュー

『魔導士なのにマナを使わない様躾られていますから、この子は全く使えませんよ〜。』
そんな売り文句を面白がった変わり者が私を買う。1人目は私をおもちゃにして遊び、飽きたらまた売られた。2人目は殺人鬼で、トドメはいつも私にやらせた。3人目は、テアトルムでも有名な暗殺者だった。

 

仕事では生き物を殺してばかりだから、家では生き物を飼ってみようと思ったらしい。マナが使えない魔導士なら、尚更哀れで世話を焼く事になるだろうと。

 

この暗殺者は整った顔立ちで、程々に女遊びを嗜み生きていた。私にはよく分からない仕事をやってよく分からない金額の収入を得ているらしい。

 

 

そんな日々に刺激を求めていたところ、仕事の関係で訪れた奴隷売り場で高額に取引されていた娘に興味を持つ。
その娘は魔導士でありながらマナが貧弱だった。魔導士はマナが無いと死ぬ。命を繋ぐ程度のマナしか持っていなかった。

 

奴隷商人の話によると、幼い頃に育てた者がマナを極力抜き続けたらしく、一定以上のマナに身体が耐えられないまま育ったらしい。

 

😈マナを持たない魔導士がどうやって生きてく?いや、奴隷に生き方なんて関係ないか…。ふむ、だが暇だし…買ってみるか。

 

 

 

 

👤あの奴隷をどこで買ったか?そんなん教えられる訳ないじゃないですか。

😈いくらだ?

👤へ?

😈情報料だよ。

👤いや、いくらヴィライザさんでもこればっかりは…。私の命に関わるもんで。

😈へぇ…じゃあその命、今から潰しちゃおっか♪

👤ひっぃ〜

 

 

 


😈ミケ。俺は仕事だから飯はメイドに言えよ。

🌀ミケじゃねーから。

😈るっせ。

バチッ

🌀いってー!!!!

 

暗殺者は意外に開放的だった。首輪だけつけて後は監禁するでもなく自由。ただし、暗殺者が喚べば勝手に召喚させられるという仕組みである。これは魔導士が使い魔を喚ぶ時と同じ方法。つまり暗殺者にとって娘はペットと同様なのである。

 

娘は自由な時間は図書館に入り浸った。マナや魔導について思い当たる節を探した。

 

😈今日はどこに行ってきたんだ?

🌀中央図書館

😈何お勉強したの?

🌀魔族の中でも悪魔は底辺だって。

😈お前ホント喧嘩売るの上手。

そう言って悪魔は、寝そべっていた娘の上に乗っかる。

🌀ぐあっ!!どけ、重い…うぐぐ、、

チュ…ピチャ…

🌀はっ!?やめろ!やめろやめろー!

チュ、チュ…

🌀ん、やだやだやだ気持ち悪っ!!

😈お前ぇなんでそんな感じないんだよ。

🌀感じないようにしてるから。

😈なんだそれ。感じずにはいられない体にしてやろうか?

🌀遠慮しますっ!

😈てかさ、気づいたんだけど、お前…ココ

🌀ん!

😈弱いよな。

🌀やめろっ!!

😈なんで??

🌀やだぁ、んん、む…ず、むず

😈おまたムズムズする?

🌀う、るさい…

😈マナをへそから注いだからへそが敏感になっちゃったんでしょ?うけるわぁ

🌀いっ!?やめろ触るなっ!

😈なんでぇ?気持ちいいでしょココ。

🌀ぃ、やめろっ…

ん。チュ、チュッ

🌀ぐぬぬっ、だぁああああーーー!!!!

😈ん〜お前いい匂いになったなぁ。

🌀メイド共が追いかけ回すんだ!

😈俺がメイドに絶対風呂入れろって言っといたんだよ。抱えるならいい匂いに限るからなぁ〜

🌀抱き枕じゃねーわ!