甘能美にあふれた世界

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

魔女の戯 メモ17

泉を作りに森の一部を作り変えていたら、謎の少女に襲われた。森には動物がたくさんいるのに、開拓の為に森を削られており悩んでいるのだと言う。

 

とりあえず一番の敵である国を落とせば泉計画を実行しても良いと言ってくれたので、その国を落とす(又はそれに近い)計画を立てることにした。

 

なんやかんやで

カルラも加わりリクアとも仲良くなり

国を落とす。

 

その間、ミラオリジナル戦闘用魔導具を完成させて活用する。明道院と魔導具などの契約を結ぶ。

 

その後、かるらとリクアとミラは仲良くなり三姉妹となる。

 

魔女の戯 メモ17

🌐精霊が作った鉱石を2つもらい、他4つは引き続き育ててもらう。

鉱石は素となるものを決め、そこに魔力を込め続ければ出来上がるようだ。

(ミラは知ったその日から、いつも身につけている孤児院で貰った髪飾りに魔力を込め始めた。みんなには内緒。)

魔力を操れる者なら鉱石に魔力を貯める事は可能な様だが、鉱石自体を作るには年月がかかるのが難点。

☣️魔力は心臓から生まれるのですから、心臓に込められれば便利そうですね。

⚛️…心臓か。aiて、手術できる?

☣️何の為にですか?

⚛️魔力の可能性と、鉱石の活用法模索の為。

☣️なるほど…なんとなくは分かります。具体的に決まったらまたご相談いただけますか?

⚛️分かった。頼もしいよ。

 

aiの助けを借りて動物、モンスター、ノウムの心臓を使った実験を繰り返すが、上手くいかない。

偶然、実験中にノウムの心臓へミラが操っていた水がかかり、魔力が増幅。心臓と水が融合して暴走した。

ノウムの心臓に込めていた魔力が水へ漏れ出し、魔力が飽和状態となり、衝撃となって発散したらしい。

もともと、水にはミラの魔力が練りこまれていたので、そこでなんらかの反応が起きた様子。

 

それをきっかけに、エレメント操作から鉱石の素を作り出す事に成功する。

 

魔力とは気力であり、精神が強くなければ鍛える事も保つ事も出来ない。その事から、鉱石の素に「魂石」と名付けた。

 

心臓によっては元から多くの魔力を含んでいる物もあった。

より簡単に良い心臓を得る為のスコープを作り、生き物にかざしただけで分かる様にした。

 

実験が満足するまでは極秘で実験を行った。

 

アメルテュムから貰った、魔力を感じたら光る魔道具に近づけると、魔道具は光り続けた。

光源が壊れない限り光り続けそうだ。

 

 

実験的に、人が滅多に来ない場所でクリスタルを大きくしていく事にした。

人が来やすい場所のなんとなく神秘的な森の、何の変哲もない大樹のほとりに泉を作り『神秘の大樹にお願い事をすると叶う』というデマを流した。

泉の奥には横穴があり、そこを進むと大きめの魂石が設置してある。泉はミラの魔力が練りこまれている水で作っており、泉に近づいた者の魔力を少し吸収するようにしてある。泉の魔力が飽和状態になると、魂石へと流れ、自然と魂石を成長させるシステムとなった。

 

泉に落ちると大量に魔力を吸われて気絶した末、窒息死する。その死体は泉生物の餌となる。運良く生き残れたものはミラの結界に迷い込んでしまう。

 

 

魔女の戯 メモ16

🦁それ…腰につけるかぁ?
⚛️だって担ぐと重いんだもん。
🍁あのさ
⚛️ん?何小夜ちゃん。
🍁ちゃん付けて呼ばないで。1つ光ってるよ。
⚛️へ?あ!?腰下げに入れてた卵から魔力吸ってる!あー、卵が半分に…
🦁なんか入ってんじゃねーの?開けて見よーぜ。

 

🌐短剣を使って金細工の1つを開けてみる。
すると中には小さな少年が石を抱えて眠っていた。
声をかけて起こしてみると、少年は眠気まなこで答えた。自分は精霊で、魔力を魔力袋に入れて持って行かないといけない場所がある。しかし、その往復に飽き、いい方法を思いついたのであの強い鳥に寄生していたという。精霊達が鳥の魔力を吸い続けるから、鳥は自分に魔力を貯められる様、遺跡に来る生物全てを喰らっていたという訳だった。
🌐いい方法とは、魔力を魔力袋より多く効率よく運ぶ方法。魔力を凝縮して安定させる為に鉱石化、それを持ち運ぶ。試みたのが3年ほど前なのでまだ運び出していないが、気づけば自分と同じくらいの大きさまで育てられた、と。本当は運ぶのが億劫でサボっていた…という様子だった。因みに六匹兄弟で他の金細工にそれぞれ住み着いてるとのこと。

 

🌐ミラは兄弟を起こして契約を持ちかける。食事や住まいは工面するので、引き続きミラの為に魔力凝縮鉱石を作ってくれと。

 

🌐強い鳥を倒したあんたならもっと強いだろうし、寝るだけの生活には飽きていたところだと六匹共了承。契約を交わした。

 

⚛️精霊との契約ってどうやるの?
🔴軽いキスだな。
🔵口にこうチュッと。
💕え!?僕ファーストキスだよ!
💚俺もだ。ってーかお前ら全員だろ。
💛えーどーしよーどーしよー。
⚛️いいから、はやくしてくれる?
💕うぇぇ、ムードとかない訳?
⚛️小さな君達と巨大な私とではそういう雰囲気にもならないでしょ。
💕ちぇっ。

 

☣️何を企んでいらっしゃるので?
⚛️ふふ。屋敷に帰ったら伝えるよ。

魔女の戯 メモ15

プルルルル…プルルルル…
ガチャ

☣️はい?
💫あーミラいる?新しい魔道具のレシピ考えたから一緒につくりたいんだけど。
☣️ミラ様は長い出張中でして。一応伝えてみますが…
💫ありがとう。今度は〇〇みたいなのを考えてるから、簡単に伝えてもらえる?
☣️分かりました。失礼します。

☣️…と、いう事なのですが。

🌐城から抜け出した後…

aiに事情を話すと、国から離れた森の奥にある別荘へ転移魔法陣で移動していた。

⚛️んー?
☣️やめておきます?
⚛️今はあんまり動くべきじゃ無い気がするんだけだねー。
☣️引っかかることでも?
⚛️〇〇の遺跡。
☣️遺跡?
⚛️そ。そこにいる華愚鵺(かぐや)っていうノウムが気になるんだよね〜。
☣️〇〇族の飼っていた怪鳥が行方不明になり、目撃情報が得られたのがその遺跡です。多く殺生をして体が肥大し、凶暴化した為、退治依頼が出ていますね。それが何か?
⚛️こいつは魔力の詰まった卵みたいなのを自分で産んで、それを食べて魔力を得ているらしくてさ。その生態を調べたいんだよね。

☣️何の為に?

⚛️好奇心の為に。

☣️好奇心…
🍁対策は?

⚛️付いてくるの?

🦁ここまで追って来たらなぁ〜

⚛️ていうか連れて帰らなくていい訳?

🦁いいよな?

🍁主の命令じゃ無いしね。

⚛️皇帝は主人じゃ無い訳?

🦁あぁ違う。主命が無い時は自由にしてていい事になってっから。そいつ倒しにいくなら付いてくぜ?

⚛️嘘くさ…。

☣️おそらく真実でしょう。彼らは丹夜美という導術者が使役する神です。丹夜美は皇帝の兄弟なので、神を城に駐在させていたのでしょうね。

🦁その通〜り。

🍁ぶっちゃけ僕らは皇帝に何も思ってないから、皇帝の命令はどうでもいいかな。

⚛️ぶっちゃけるね〜

🦁で?対策考えてんの?
⚛️来るのね。分かった。魔力を多く持っているらしく、生命力が高い、凶暴な鳥類。普通に鳥類なら火を怖がるだろうと踏んでる。火がダメだったとしても、苦手そうなものをその場で産み出してみるよ。
🦁魔導師ってのは頼もしいもんだな。
🍁この人は特別じゃないかな。普通、エレメントは1つしか使えないって主が言っていたし。
🦁そっか。
🍁配置は?
⚛️配置?
🦁誰かが気を引いて…とかそんなやつだよ。
⚛️あぁ…えっと、
☣️ミラ様はチーム戦に慣れてませんからねぇ。
🍁そう…。
🦁じゃあそれも実戦でだな。

 


🌐見た目は確かに鳥類だった。首には飾りが多く下がっていて、誰かに飼われていた名残がある。
遠くからノウムを観察する。
食事をし、卵のようなものを産み、それをまた食べる。食べると首飾りが光った。鳥はそれを繰り返していた。

 

〜〜色々やって退治完了〜〜

 

🌐鳥を倒し、飾りを近くで確認すると金のブローチが6つ繋がった首飾りと、ツノにかかった紫基調の紐細工があった。戦利品としてそれらを頂き、羽根やツノ、卵など巣にあるものを手に入れた。

 

🥀あれ?それあんたらが倒したの?
⚛️うん。
🥀誰の依頼で?
⚛️単独。
🥀なぁ!?
☣️被害届が出ていたので、退治しました。
🥀なんだよぉ。退治依頼出てんだから余計なことすんなやぁー。
⚛️私ら取るだけ取ったから、あなたが倒した事にしていいよ。
🥀いいの?
⚛️うん。
🥀じゃあ首持ってこ。

🌐女性が腕を素早く振り下げると鳥類の首がポロリと転がった。

🥀じゃあ貰ってくね〜。ん、お前それ…
⚛️え?
🥀金の
⚛️これ?
🥀ふむ…。
⚛️なに?
🥀いや…なんでもない。私はカルラ。依頼を請け負ったり色々やってる。
⚛️私はミラ。魔導師だ。
🥀魔導師ね。…次に依頼請け負ってたりするの?
⚛️いや、この遺跡でやる事は済んだ。
🥀そぅ。じゃっ。次は依頼受けてからやれよー。
⚛️無駄足踏ませて、悪かった。

 

カルラは振り向かずに右手をヒラヒラと動かしていた。

魔女の戯 メモ10

🌐高級そうなローテーブルに並べられた食事を床に座って食べている皇帝。ふわふわした感覚から腹部の痛みへと意識が変わる…ミラは床で横になっていた。

 

⚜️ん、起きたか。
⚛️!?
🌐起きると同時に身体中を触るミラ。首、手首足首、胴体…なにも変化はない…
⚛️…ここは。
⚜️俺の部屋だ。お前も食う?
⚛️遠慮します。
⚜️美味いのに。おい、

🌐パチンと指を鳴らしながらメイドに声を掛ける。食事がさげられていく。コップを一つ持ち、ミラの近くへ寄る。

 

⚜️な、奴隷の経験でもあんの?
⚛️…何故?
⚜️起きてすぐに身体中をみてたから。鎖や魔術が施されてないか確認したんだろ?
⚛️…突然抱きついてくるような変態に連れていかれたんですもの。何かされたか疑いもします。
⚜️ちなみに、1時間前にうちの医師がお前の身体を調べた。
⚛️…は?

⚜️お前の魔力に香りがある理由を調べたが、香りを感じる者が限られている事しか分からなかった。そして今は何も香りが無い。

⚛️香りって言われても…自分では感じないし。

⚜️背中の刺青は?
⚛️…答えたくないです。
⚜️何で?
⚛️答えたくないって言ってんのに聞くんですか!?
⚜️だって気になるだろう。
⚛️じゃあオシャレです。
⚜️じゃあってなんだよ。
⚛️私はいつ解放されるんですか!?
⚜️質問で返してくるなよ。お前は今ノウムと同じ扱いだ。だから厳重保管。
⚛️はぁ!?
⚜️素直に素性を話せば解放してやるかもしれないけど?
⚛️素性って!?
⚜️生い立ち・魔力について・住処・知り合い、だな。それを言えたら解放を考えても良い。
⚛️言っても帰してくれるか分からないじゃないか。
⚜️そうだ。
⚛️ちっ…もう良い。自力で抜け出してやりますよっ。

🌐指を摩擦して鳴らした瞬間、皇帝を木が襲う。しかし、木は切り刻まれて男へ届くことはなかった。間髪開けずにミラへ向けられる刃を避け、落ちている水瓶の水で攻撃を繰り返すが当たらない。
⚛️速いっ!
🌐隙を突かれ、青い髪の少年に、床へ組み敷かれた。
⚜️お前…扱えるエレメントは2種か?
⚛️…。
⚜️獅子王、小夜
🦁ん?
🍁なに?
⚜️お前たちは今日からこいつの監視だ。部屋を与へ、魔導と体術の戦闘訓練をしろ。特別な事があれば俺に報告。以上だ。
🦁はいよ。
🍁…それは今決めた事?
⚜️そうだ。ニヤビには伝えておく。
🍁いいのかな…。
🦁主は今不在だからな。

🍁そうだね。
⚛️離せ!
⚜️お前は俺に指一本触れられない。これは事実だ。それを受け止め、恥じろ。
⚛️ふざけんなっ!!
⚜️さがれ。

⚛️ぐッ!!
🌐突然身体が熱くなるのを感じる。先程から頭がふわふわしていたのは殴られたせいではなさそうだ。抑えていた小夜は強い殺気を感じて後ろへ飛びのいた。


🦁なんだ!?

💉皇帝さがって。

⚜️ルブラン。

💉さっきの診察で魔力を大量に注いでみたんだけど、身体がダルそうなだけじゃなかったねぇ。

⚜️勝手な事してんじゃねーよ。

💉 皇帝、匂いする?

⚜️…しねぇな。

💉ふむ…。この様子は魔力の暴走だから、漏れ出してるはずなんだけどなぁ。

♣️皇帝!

🌐大きな音を立てて扉が開いた。

⚜️なんだ?

♣️ナルガが大きな魔力を察知したと。

⚜️あぁ、こいつだ。ルブランの実験に使われてる。

♣️例の魔導師ですね。危険では?

⚜️今の所大丈夫だ。

⚛️なんでこんなにぃ…。痛いし怖いし勝手だし知らない事ばかりだし…。嫌だ…。

ドッ

🌐地響きと共に部屋が火の海になった。

🦁うわぁっ!!?

🍁魔導師は…?

🦁お?

♣️皇帝こちらにっ!

💉うわぁ、退路塞がれてるよぉ。

♣️くそっ!!

🌐ナルガが黒い煙と共にスッと現れた。

👁‍🗨大丈夫?

⚜️ナルガ…ん?

🌐ナルガがスフィアボールを放り投げ、割れたボールから大量の水が溢れ出し、炎を鎮火させた。

♣️貴様っ!来るのが遅い!!

👁‍🗨ごめーん。

⚜️…。

♣️皇帝?どこか怪我は!?

⚜️いや無い。さっき、お前が来た時に例の香りがした。

👁‍🗨おれ?
💉多分さぁ、ナルガがあの魔導師の魔力を吸収してる時に出てるんじゃないかと思うよ。

👁‍🗨吸収してないよぉ〜。
⚜️ナルガ、
👁‍🗨吸収してましたぁ〜。
⚜️お前さては、俺と一緒の時、魔導師に会う度吸収してやがったな?

👁‍🗨してましたぁ〜。
⚜️ちっ。道理で弱い訳だ。
👁‍🗨それより、その魔導師ちゃんだけど。

♣️あぁ。

💉逃げられちゃったなぁ〜。もっと実験したいんだけど。

⚜️ふざけるな。勝手な事しやがって。お前が原因で俺の部屋が燃え、危険者を取り逃がした。どう責任取るつもりだ。

💉探しに行きたいな。

♣️捕まえるまで城にも研究所にも入れんからな。

💉いいの?

♣️首輪は付いてるだろ。怪しい情報を得たらすぐに起爆するからな。

👁‍🗨獅子の子と青の子が尾けてるけど?

⚜️やつらは俺の部下じゃ無い。魔力を大量に注がれてたとはいえ、この火力。エレメントをいくつも使いこなすとあれば、見過ごせない。捜索隊を組み、懸賞金をかけろ。

魔女の戯 メモ9

⚜️なんかいい匂いしないか?
♣️そうか?
⚜️あの女だ。カウンターの。
👁‍🗨おや。あれは…
♣️知ってるのか?
👁‍🗨確実ではないけど、もしかしたら…ふふ
♣️歯切れが悪いな。言え。
👁‍🗨まぁ待ってよ。
⚜️俺ちょっと行ってくる。
♣️おいっ!ったく、
👁‍🗨思い立ったらすぐに動く。まさに王だね〜
♣️フォローする身にもなってくれ…
👁‍🗨でも楽しいんでしょ?
♣️…。

 

 

⚛️はいこれ、頼まれてたやつね。あと野菜ある?
🍷新鮮なトマトを仕入れたよ。あとはお前用にいくつかまとめといた。
⚛️助かる。いつもありがとう。
🍷お互い様だろ。ちょっと待っててくれ。

 

ドン
🌐カウンター越しにマスターと話していたミラを、謎の男性が背中から抱きしめてきた。

 

⚛️!?
⚜️やっぱり…スー…
⚛️ッ!?おいっ離せ!
⚜️暴れるなって。なぁ、あんた香水つけてる?
⚛️は?変質者に答えてやる義理はないんだけど?
🍷おまっ!こ、皇帝だぞ!?
⚛️え?…そうなの?
⚜️ニコ
🍷お前顔知らないのかよ!
⚛️知る訳ないっ!なんでこんな所にいるのよ。
🍷お忍びだろ。たまにうちに寄ってくださるんだ。無礼な態度は謹んでくれっ!
⚛️今の状況分かってる?約束できないわね。
🍷くそっ、すぐ荷物持ってくるから早めに帰ってくれ!あと敬語使え敬語っ!
⚜️急ぎなのかい?
⚛️そうね。荷物をもらったらさっさと帰ります。あなたも道中お気をつけて。
⚜️つれないなぁ〜。それより香水つけてる?
⚛️つけてませんよ。
⚜️ふ〜ん。君からいい匂いがするんだ。今まで嗅いだことのない匂いだから気になってさ。
⚛️そうやって街の娘を落としますの?流石皇帝様ね。クラクラしちゃう。
⚜️…あんた。あんまり調子に乗ってるといくら温厚な俺でも落ち着いてられないなぁ〜
⚛️どうぞお好きに。

 

チリッ

 

⚛️!?

 

チリチリ…

 

🌐耳障りな音がして、ミラの魔力が減っているのを感じる。

 

⚛️皇帝様何かしまして?
⚜️何かって?
⚛️魔力を操るなど!
⚜️いや、してないよ。
⚛️じゃあ誰が…ビク
🌐黒い視線を感じた。そして確信した。自分の魔力を吸っているのは、あいつだ
🍷待たせたな魔女。これ、少し多めに入れといたからな。またご贔屓にっ!

⚜️魔女…?
⚛️ねぇマスターこの街に魔導師来てる?
🍷魔導師?皇帝様が居れば側に必ず魔導師がいるはずだが…他は聞いてねぇな。
⚛️…そう。皇帝様?お連れの魔導師のお名前を伺っても?
⚜️なんだ慌てて。俺よりもあいつに興味が出たのか?
⚛️えぇ。やんごとなき理由でして、宜しければ伺っても?
⚜️ふ、教えない。
⚛️そう。マスター。荷物は後で貰うわ。用意させてしまってごめんなさい。
🍷いや、え?なにが

 

🌐そうしている間にまだ少しずつ魔力は吸われている。

 

⚛️あいつ…ヤバい
⚜️ヤバイよぉ?
🌐皇帝が魔女の身体に腕を絡め、体を寄せる。
⚜️なんたって…魔女を殺したい一族だからな。
⚛️離して。殴るわよ。
⚜️敬語が無くなってるよ?
⚛️ちっ
🌐皇帝へ肘打ち、掌底を食らわすが止められる。身体に力が入っていない。
⚛️魔力がっ!
⚜️なぁ…魔女ってなんだ?魔女は全員そんな匂いがするのか?

⚛️魔導師の女だからからかって魔女って呼ばれてるのよ!
♣️そーゆー事なら、今までにも何人か魔導師の女に会ってるだろう?
⚜️ふむ、だがこの匂いは初めてだ…
♣️どうするんだ?
⚜️匂いの元をつきとめてみたい、かな。
👁‍🗨捕まえるなら僕にやらせて?
🌐ダマラの言葉を合図にミラは店の壁に穴を開け、外に突き飛ばされる。姿勢を立て直して詠唱するが魔力が安定せず、発動に時間がかかっている。
ダマラの攻撃を避けるのがやっと。いつもの調子を取り戻せずイライラするミラ。
⚜️ほー。避けてるじゃないか。
♣️時間の問題だろう。
👁‍🗨君ってただの魔導師なの?皇帝が気になる匂いがする魔導師って初めて。君には何かがあるの?
⚛️…知らないっ!死ね!
👁‍🗨つまんなぁーい。今なら君を殺せるのにぃ。多分皇帝に怒られちゃうから…寝ててね。
⚛️!?

🌐腹部に強烈な一撃を受け、気を失った。

魔女の戯 メモ8

⚛️アメルは何故魔道具を創ってるの?
💫魔道具はよく売れるんだよ。
⚛️魔力を注がないと動かないのに?
💫大抵の種族は魔力を使うでしょ。エレメントを使えるのは魔導師だけだけど。
⚛️そうなんだ。

💫ふぅ。

🌐目を細めて細かい作業を行っていたアメルテュムは、手を止め、近くにあった魔道具を手にする。

 

💫例えばこれ。魔力に触れると開いて盾になる。ホラ
🌐ミラへ投げ渡される。
⚛️おお!
🌐短い円柱状のものが、折り畳み傘の様に開いた。
💫こっちは魔力を含んだ瞬間に爆発する爆弾、光線弾、煙幕。魔力が近づくと光るペンダント。こーゆーのを誰が求めると思う?
⚛️戦闘好き…
💫それもある。でも、魔導も魔力も戦う能力もない非力な奴等が自分を守る為に使うんだ。
⚛️え?
💫ヒト種、非戦闘民族なんかが買っていく。
⚛️へー…。
💫攻撃としては使えないけど、身を守るちょっとした道具にはなるかな。気休めだけど。
⚛️…防具と武器を創ってるんだ。
💫それだけじゃない。暮らしの助けになるものもあるよ。むしろそっちが主だ。活動資金の為に防具なんかを創ってる。
⚛️…でも、ヒト種って少ないでしょ。非戦闘民族も護衛をつけるからそんなに必要としないだろうし。
💫筋があるんだよ。

 

 

 

💫よし。溜まってた試作品はこんなもんかな。これ、完了印ね。また気が向いたら頼むよ!
⚛️あの…このペンダント、買いたいんだけどいくらかな?
💫え?コレ?うちをお得意様にしてくれるんだったらあげるよぉ。ってかもっと良いのあげるから待ってて。
🌐そう言うと奥の部屋へ消えていくアメルテュム。
💫えーっと確かこの辺にぃ〜
🌐ガチャガチャ…ゴンガンドンッ
💫あ〜あったあった!ホレ
⚛️わぁ!剣?
💫そ!魔力込めてみっ。
🌐ミラが魔力を込めると剣の刃に沿って光が集まった。
💫普通にしてても切れるけど、魔力で鋭くすればもっと切れるってイメージで作ったんだけど、まぁ試作品だからさ。お代はいらない代わりに感想聞かせてっ!
⚛️ありがとう!使ってみるよ!

 

ーーーー屋敷に戻るーーーー

 

⚛️これ、剣の刃に魔力が流れやすい様になってる。そーゆー素材なのかな?その素材があるとすれば上手く活用できそう。
魔力が近づくと光るペンダントは距離感が曖昧で、確かな働きはしてくれない。しかも魔力を常に垂れ流してる奴にしか意味がない。
魔力に反応して形態変化させるのは面白い発想だけど、パズルみたいで考えるのは難しいや。

 

🌐ミラはその後、アメルテュムの店に通い、魔力を使って魔道具を開発していく。魔道具とそのレシピがいくつか完成した。アメルテュムの店は前よりも繁盛し、大きめの魔道具工房を建て、人を雇って作る様になった。

 

作るのは暮らしに役立つ雑貨が大半で、契約した種族にのみ戦闘用魔道具を作っていた。その間魔道具の試作品をいくつか試すバイトを請け負い、魔道具製作のノウハウを少しずつ学び盗んでいくミラだった。