甘能美にあふれた世界

創作の引き出し。創作途中の話もあるので、突然文章が変わる事があります。

悪魔のペット ⑥ ※下ネタ表現有り


カランカラン…

あ、ねぇねぇ。

 

おー!君はこの間バイトしてくれた子だね!

 

うん。これ、飼い主。

 

え、飼い主?飼われてるの?

 

そう。

 

ぶっwwwそっかここかぁ〜。え?こいつここでバイトして大丈夫なの?

 

は、はいっ!むしろ今人手が足りなくて助かっちゃうくらいで…

 

またバイトが急にいなくなったのか?笑

 

お察しの通りです…やはり彼方(あちら)は現世よりも魅力的な部分がおおいですから…。ヴィライザ様はバイトをお止めにいらしたのですか?

 

いんや?どこでバイトしてんのか気になったから来ただけ。こいつの場合神隠しに合ったら合ったで召喚すりゃいいからな。

 

…ヴィライザ様程の方なら異空間からの召喚も出来てしまうのですね。

 

まぁ。そのくらいはな。

 

という事はミケちゃんのバイトは許可いただけるんですか?

 

いいよな?

 

あぁ。ただしお前は俺のペットだという事を忘れるんじゃねーぞ?

 

なんだよそれ。

 

忘れなきゃいーんだよ。

 

はぁ?まぁいいや、分かったよ。

 

びっくりしたんですけど、この子商品の本をキチンと分類して並べてくれたんです。

 

それくらいやるだろ。

 

違いますよぉ!うちの本は魔獣が封印されてる本なんですが、本から出る魔力を感じ取らないと分類出来ないんですよぉー!!

 

そういえば、魔力感じた。似てるのを近くに置いただけ。

 

ふーん?自分は魔力すくねーのに。…少ないから敏感に感じ取るのかね。

 

もー是非是非うちで働いてぇー!!私はルコ。ここのお店と、奥の旅館を切り盛りしてるの。

 

旅館?泊まるやつ?

 

えぇ。うちの旅館は隠れた人気スポットなのよ?ミケちゃんにはここのお店番をお願いするわね。

 

湯屋にはつけねーの?

 

つけられませんよ!ヴィライザ様の子ですよ!?

 

俺の嫁ではねーぞ?

 

畏れ多くてそんな事をさせられません…

 

湯屋ってなに?風呂じゃなくて?

 

風呂で客を洗うんだよ。裸のご奉仕だ。

 

ん?風呂に入るんだから裸なのは当たり前じゃん。

 

まぁ、何事も社会勉強だな。とりあえず働いてみたら?

 

そのつもりだ。私はミケ(仮)。奴隷市場でこいつに買われ、今はペットとして暮らしてる。ルコさん宜しくお願いします。

 

あら〜、奴隷市場で…

 

いや、お前そんなデリケートな部分をサラッと紹介しなくていいんだぞ?

 

そう?でもこれしか言うことなくて。

 

無理に言わなくていーんだよ

 

名前の仮っていうのは?

 

こいつがちゃんとした名前をつけるまでは仮名でミケになった。名前が無いと不便だから…

 

気に入って無いのね。ヴィライザ様ちゃんと名前考えてあげてくださいよぉ〜

 

ねぇさっきから気になってたんだけど知り合い?なんでこいつの名前を知ってるの?

 

知ってる知ってる!だってヴィライザ様は有名な暗殺一家よ?知らない人の方が少ないんだから。

 

…凄いのそれ。

 

凄いでしょー!悪魔の憧れなんだから!

 

ふーん?

 

こいついまいち分かってねーんだよなぁ。まぁ育ちが育ちだから色々抜けてんだよな。

 

まぁ。

 

はっ、その分俺が教え込んでやるよ。

 

お前色に染めるのか?…うざ…

 

お前…

 

ぎゃーーーーーーーーー!!!!?

 


そういやぁさ、稼いだ金はどーすんだ?

 

それを元手に商売をする。

 

はぁ?

 

?金がないと困るけど、たくさん金を持ってても苦労しないだろ?

 

そりゃそうだけど。なに、金持ち目指してんの?

 

いや、自立。

 

自立wwwペットなのにwww

 

いーだろぉ!ずっとお前がわたしをペットにしている保証はないんだ!今まで捨てられては買われてきたんだから。

 

…お前ここにいんの不満なわけ?

 

娘に近づく悪魔。

 

っ、いや。不満は無い…自由にさせてもらってるし…ちょっと…

 

ちょっと?

 

大事にしてもらってるような錯覚はあるから…

 

錯覚wwwそこは自信もっていえやwww

 

大事にされたことないんだもん!!

 

あーもう。大事にしてるし、けっこう気に入ってんだぞ?こんなに毎日可愛がってるのに自立したいとか言われたら、俺だって寂しいんだぜ?

 

き、傷ついたのか?

 

そーねー、心がヒュンてなったかなぁ…風邪ひくかも。

 

え、ど、どーしよ…

 

お前からチューしてくれたら治るよ。

 

キスでいいのか?

 

いいよ。

 

分かった、ん。

 

もう1回。

 

ん、

 

もう1度…

 

んん、…しつこ、い

 

ドサッ

 

ま、あっ///

 

なに?

 

んん、///

 

ん?

 

さわって…

 

どこ?

 

…しね…

 

しねしね病直せよ。

 

痛っ!

 

やり直し。

 

………、ミケの…ここ、さわって…ください…、ご主人さま…

 

んー、色気が足りない。

 

…ぅぅっ、もうやらぁ〜

 

泣くなよぉ〜

 

んあっ!?あっあぁっ!

 

ほらいけいけー

悪魔のペット ⑤


金を稼ごう。あいつは自由にしてくれるけど金はくれないから自分で集める。でも集め方が分からない。

 

ねぇお兄さん。

 

ん?

 

図書館受付のお兄さんは借りられていた本を確認しながら返事をする。

 

お金ってどうやって稼ぐの?

 

金?小遣い貰ってないのか?

 

ない。

 

ふ〜ん。じゃあバイトしたら?

 

バイト?

 

店でバイトいりませんか?って聞いてみたら?必要なら雇ってくれるんじゃないか?

 

お店か…

 

 

バイトいりませんか?

 

いや、うちは必要ないよ。


バイトいりませんか?

 

間に合ってる。


うーん、なかなか難しいんだな。というか、何故か相手にされてないな。見た目か?上等な服は着てないけど、こう見えて19だぞ?ヒト族でいったらまぁまぁの年だよなぁ。

 

バイトいりませんか?

 

バイト?バ、え?バイトしてくれんの?

 

必要ならする。ただし、いくらで雇うかを聞きたい。

 

あぁーーーー!!猫の手も借りたかったんだよ!この本の整理頼むっ!!

 

わぁっ!!?

 

これは商品ね、本!店の棚に並べてきて!ホントは分類して欲しいんだけど…とりあえず適当で良いから!店の奥にも積んである本あるからそれも並べて!

 

お、おう…

 


本から魔力を感じるんだけど…ただの本なのかな…?ここは魔族の店なのか?てかあいつはどこに行ったんだ…

 

カランカラン…

…おーい。ルコ〜?

 

シーン

ルコ〜?

 

ジー…

奥の物陰から様子を伺う娘。

 

うわっ!?なんだお前。勝手に奥に入るなよ。

 

バイト中だ。店のやつは慌てて消えた。

 

ルコか?

 

名前は分からない。

 

はぁ?名前分からないのに雇われるなよ。

 

忙しなくて聞く暇が無かったんだ。倉庫の整理はひと段落した。

 

ふーん?バイト終わり?

 

うん、店のやつと知り合い?

 

まぁ。

 

じゃあこれ、メモ書いたから渡して。また来る。

 

あっ!おいっ!!

 

「倉庫の整理は終わった。今日の拘束時間2時間分の給料を貰いに来る。ミケ」

 

ミケ…猫みてーな名前だな。

 


よぉ〜。今日はどこ行ってたんだ?

 

店で働いた。

 

は?小遣い稼ぎか?

 

そう。

 

そういえば金渡してなかったな。自分で稼ぐならいらないか?

 

…いらない。自分でなんとかする。

 

あっそ。ホレ餌だ。

 

餌って言うのやめろ。ガツガツッ!!

 

いくら稼いだんだぁ?

 

分からない。店主が慌てて消えたからとりあえず働いたけど、会わずに帰ってきた。

 

ふーん?まだ金貰ってないのか?

 

まだ。

 

どこの店?

 

……。

 

なんだよ。

 

聞いてどうする。阻止するのか?

 

しないよ?お前が何しようと関係ないし。

 

なら聞くなっ。

 

ただ興味はあるな。俺のペットはどんな仕事を選ぶんだかな。

 

奴隷からペットに変わったのか。

 

昇格だぞ。

 

あんまり変わらん。

 

ご飯を食べて自室に戻る娘。

 

あ、おいっ!何処でバイトしてんだよぉー!

悪魔のペット ④ ※キス表現有り


ある日、明道院は実家がごたついたらしく、収める為に明道院が帰る事になった。もちろんラウも一緒に。

 

基礎は全て伝えました。毎日励み、鍛え続けなさい。

 

はい師範…。また、会えますよね…?

 

そうだね。お前が成長していればいずれね。

 

はい。

 

ジリ…

 

…またっ、

 

ラウか。

 

今日は早朝からですよ!殺気ムンムンで殺されるかと思いました!

 

はっはっはっ、お前たち本当に仲良くなったなぁ!

 

全然!仲良くなんかないです!

 

ザザッと背後へ回るラウ。それを軽く避ける娘。

 

(2人共、本気鬼ごっこのお陰で身のこなしがグンと成長したね)

 

今日はお前を攫うつもりで追いかける。覚悟するんだな。

 

はっ、覚悟すんのはお前の方だよ。二度と追えなくしてやるからな!

 

今日は…遊びじゃない。

 

上等。

 

30分後には出るからね。

 

ラ:分かった!!!
ミ:分かりました!!!

 


〜それから20分後〜

 


ボロボロになったラウにまたがる娘が居た。

 

ふん!お前にひと泡吹かせるためにたくさん練習したんだぞ。驚いたか!

 

息を荒げながら誇らしげに言う娘。

 

はぁ、…あぁ、凄いな。はぁ、はぁ、やはり…美しい。

 

き、きもちわるっ!?

 

お前と別れるのは実に寂しい。だが俺は跡を継ぐ為、親父の元を離れられない。

 

…私は清々する。

 

そうか、ふふ。

 

起き上がり息を整え、俯いたラウは見上げるように娘を見た。

 

…最後に一つ、願いを聞いてくれないか。

 

変なのじゃないだろうな。

 

大丈夫だ。…目瞑ってくれ、

 

……。

 

娘は少し俯きながら静かに目を瞑った。羅宇が近づくのを感じ、体に力が入る。

 

チュ…ちぅ……

初めて長く深いキスをした。


二人は名残惜しそうに唇を離す。娘の目には涙が溜まっていた。

 

ラウ…行っちゃうの…?

 

……行く。

 

ふぅ…ぅっ、グズ…

 

ラウは静かに泣く娘を優しく抱きしめた。

 

 


最後の鬼ごっこはどっちが勝ったんだい?

 

引き分けだ。

 

おや、引き分けは初めてじゃないか?

 

決着がつかなかったんだ。

 

…そうか。決着はつけないとなぁ。

 

…あぁ。

 

そういえば羅宇。

 

ん?

 

ミケはヴィライザの奴隷なんだよ。

 

奴隷!?あんなのびのびした奴隷初めて見る!

 

私もそう思うよ。ペットだと言っていたからね…気に入っているだろう。簡単には奪えないだろうね。

 

あいつはいずれ倒す。その前に家督を継ぐ。そして、迎えに行く。

 

娘は見送りに現れなかった。部屋に戻り、窓の外を眺めながら名前のわからない宝珠をコロコロと転がしていた。

 

『必ず会いに来る。
この宝珠は、約束の証だ。』

 

次の日、誰も追いかけて来ない。

清々する…。

誰も追いかけて来ない。

ひとりってさびしい…。

悪魔のペット ③※下ネタ表現有り


朝早くから悪魔に呼ばれて部屋へ行くと、悪魔の友達がいた。
悪魔の部下を鍛える為に戦闘のプロを呼んで指南してもらっているらしい。

 

明道院、私にも教えて。

 

おや?小さなお客さんだね。

 

これは最近飼い始めたペットだ。

 

ペット?君は悪趣味だね。

 

褒め言葉。

 

ねぇ明道院!

 

あぁ、すまない、良いですよ。何を知りたいんですか?

 

悪魔の殴り方!

 

悪魔?はは、寝込み襲うのかな?

 

ウェルカムだな。ベットで待ってる。

 

君は…そういう意味じゃないだろう。

 

出来れば正面から突っ込んで殴りたい。

 

お前が突っ込むの?まぁ、俺は楽だからいいけど〜

 

やめなさい。


キミ、倒したいとは言わないんだね。

 

いずれ倒す。まずは一発殴りたい。

 

一回平手打ちされてっけど。

 

え?君がかい?

 

あれはお前の魔力が入ってたからノーカンだ。

 

さいでっか。

 

ははwいいね。じゃあキミも練習に参加するといい。

 

ホント!?ありがとう!

 

これから安心して眠れないね。

 

どーだかな。

 


…。


やめろー!


…。


無言で追いかけてくるなぁー!!

 

明道院にはラウという息子が一人いた。
幼いラウは、娘に誘われた鬼ごっこが楽しくて、その日からずっと追いかけ続けている。

 

師範に言いつけるぞ!

 

…。

 

無言やめろーーー!!

 

ラウは鬼ごっこよりも娘の嫌がる顔や必死な顔を見たくて追いかけている自分に気づく。

 

なんだお前、ボロボロじゃねーかw

 

これは鬼ごっこで…

 

あー息子か?

 

…。

 

ふーん?好きになっちゃったか?

 

なってない!なるわけない!だってまだ一言もあいつと会話してないんだよ!?

 

一言も!?

 

喋れないんかな…

 

いやー、明道院と喋ってんの見たことあるぜ?

 


今日も鬼ごっこの末捕まった娘。

 

うぅ、せめて何か言えよ…無言で追われたら誰だって逃げるんだからな!

 

そう言って涙を溜める娘。
ラウは不意にキスをした。

 

…………は?

 

好きだ。

 

しゃ、喋った………!?

 

(そっちか)俺と結婚してくれ。

 

散々嫌がらせしておいてこのクソ野郎は何を言うのかと、強烈な右ストレートを放ち逃げた。

 


ん、んん…っ、

 

…?今日は積極的だな?

 

…今日、

 

あ?

 

羅宇にキスされた…

 

おっついにやりやがったか息子ぉ〜

 

…なんでキスしたんだろ。あいつも私の事ペットだと思ってるのかな。

 

は?

 

だってお前はペットだからキスするんだろ?

 

まぁペットだからっつーか、可愛いし?

 

可愛い?

 

俺は見てるだけだと物足りない時に、キスしたり触ったりセックスしたりしてるぜ?

 

ペットだから?

 

いやペットじゃなくても。

 

ふ〜ん…あと好きだって言われた。

 

直接言われてんじゃねーかwwお前鈍い通り越してアホww

 

アホォ!?何が?好きだとキスするもの?

 

っはwその辺も無知なのか〜。まぁ飼い主としては勝手に発情されてガキこさえてこられても困るから教えとかないとなぁ〜。あ、セックスはダメだからな。

 

好きだとセックスはダメで、キスはいい?

 

お前からするのはダメ。

 

私からするのはダメ。されるのはいい?

 

そう。でも俺以外は基本的に拒否れ。

 

飼い主以外は拒否する…なんで私からはダメ?

 

そりゃあお前は俺のペットだから、お前が好きになる相手は俺が決めるんだよ。

 

ふーん?

 

ちなみにあの息子とのつがいはダメだ。あいつは明道院のクソ息子だからなぁ。面倒が多そうだ。

 

ふーん?

悪魔のペット ② ※キス表現有り

あの奴隷をどこで買ったか?そんなん教えられる訳ないじゃないですか。

 

いくら?

 

へ?

 

情報料だよ。

 

いや、いくらヴィライザ様でもこればっかりは…。私の命に関わるもんで。

 

へぇ…じゃあその命、今から潰しちゃおっか♪

 

ひっぃ〜

 


ミケ。俺は仕事だから飯はメイドに言えよ。

 

ミケじゃねーから。

 

るっせ。

 

バチッ

いってー!!!!

 

悪魔は意外に開放的だった。首輪だけつけて後は監禁するでもなく自由。ただし、悪魔が喚べば勝手に召喚させられるという仕組みである。これは魔女が使い魔を喚ぶ時と同じ方法。つまり悪魔にとって私はペットと同様なのである。

 

娘は自由な時間は図書館に入り浸った。魔族と精霊について調べて、思い当たる節を探した。

 

今日はどこに行ってきたんだ?

 

中央図書館

 

何お勉強したの?

 

魔族の中でも悪魔は底辺だって。

 

お前ホント喧嘩売るの上手。

 

そう言って悪魔は、寝そべっていた娘の上に乗っかる。

ぐあっ!!どけ、重い…うぐぐ、、

 

チュ…ピチャ…

はっ!?やめろ!やめろやめろー!

 

チュ、チュ…

ん、やだやだやだ気持ち悪っ!!

 

お前ぇなんでそんな感じないんだよ。

 

感じないようにしてるから。

 

なんだそれ。感じずにはいられない体にしてやろうか?

 

遠慮しますっ!

 

てかさ、気づいたんだけど、お前…ココ

 

ん!

 

弱いよな。

 

やめろっ!!

 

なんで??

 

やだぁ、んん、む…ず、むず

 

おまたムズムズする?

 

う、るさい…

 

魔力をへそから注いだからへそが敏感になっちゃったんでしょ?うけるわぁ

 

いっ!?やめろ触るなっ!

 

なんでぇ?気持ちいいでしょココ。

 

ぃ、やめろっ…

 

ん。チュ、チュッ

ぐぬぬっ、だぁああああーーー!!!!

 

ん〜お前いい匂いになったなぁ。

 

メイド共が追いかけ回すんだ!

 

俺がメイドに絶対風呂入れろって言っといたんだよ。抱えるならいい匂いに限るからなぁ〜

 

抱き枕じゃねーわ!

悪魔のペット①


『魔力を使わない様教育されていますから、この子は全く使えませんよ〜。』
そんな売り文句を面白がった変わり者が私を買う。1人目は私をおもちゃにして遊び、飽きたらまた売られた。2人目は殺人鬼で、トドメはいつも私にやらせた。そいつのお陰で少し身を守れるようになったが、殺してやる前に売られてしまった。3人目は、魔界では3本の指に入る殺人一家の王子様だった。

 

仕事では生き物を殺してばかりだから、家では生き物を飼ってみようと思ったらしい。魔力が使えないなら、尚更哀れで世話を焼く事になるだろうと。

 

この悪魔は整った顔立ちで、程々に女遊びを嗜み生きていた。
次男なので、跡は継がないが殺しは家業として続けたいらしく、私にはよく分からない仕事をやってよく分からない金額の収入を得ているらしい。

 

 

そんな日々に刺激を求めていたところ、仕事の関係で訪れた奴隷売り場で高額に取引されていた娘に興味を持つ。
その娘は魔導士でありながら魔力が貧弱だった。魔導士は魔力が無いと死ぬ。命を繋ぐ程度の魔力しか持っていなかった。

 

奴隷商人の話によると、幼い頃に育てた者が魔力を極力抜き続けたらしく、一定以上の魔力に身体が耐えられないまま育ったらしい。

 

魔力を持たない魔導士がどうやって生きてく?いや、奴隷に生き方なんて関係ないか…。ふむ、だが暇だし…買ってみるか。

長女 ・ 三女 11


あれ?ミラは?
起きたらもういなかったよ。
どこ行ったのかしら…
温泉じゃないか?

小夜、今日は近侍じゃないの?
🐥今日は歌仙だよ。
そうなんだ。これ頼める?
🐥うん。主にミラを手伝う様に言われたんだよ。
そっか。ありがとう。……、
🐣僕は眺めてるだけです。
そうですかwじゃあこれ混ぜ続けてね。江雪はこれ切ってください。
🐔分かりました。
🗡ミラァ〜?
ん?いまつるちゃん。岩融も。
🗡てつだいにきましたよ。
🦍何かあるかぁ?
みんなありがとう!嬉しいよ。じゃこれを…

🐣ミラ、これ落としましたよ。
あ!やばい、ありがとう。
🦍大事なものか?
うん。自室の鍵。
自室の?
これは私専用の魔道具でね、何処の鍵穴に刺しても私の部屋に繋がるようになってるの。
🐔なんと便利な。
でしょ〜!
🐥それを取りに来たんだね。
そうそう!スペアをオーナーに預けておいて正解だったよ。
🗡ではほんまるにつうじるかぎもつくったらいいですよ!いつでもほんまるにこれるように。
🦍良い事を言うな今剣!
そうねぇ…確かに。特に必要性を感じてなかったのよね。
🐣なら作らなくて良いんじゃないですか?
魔力を使うから疲れるのよね…なんか良い方法ないかな。
🐥昨日の…
ん?
🐥昨日の球に魔力を集めるというのは、ミラがいないと出来ないの?
🐔ミラ以外の者、または魔導具を使って魔力を集められないのか、という事ですね。
🐥うん。
あ〜そうか…んー。
🗡なにかひっかかるのですか?
いや〜それについては考えがあったんだけど、まだ図面上の話で実際にやってみてないんだ。つか、誰かに相談しようにも軽蔑されて話にならないだろうという内容でさ。
🦍ほう…
🐣軽蔑されて傷付く様には見えませんが。
軽蔑されるのは良いんだけど、話にならないだろうなって。
🦍言うてみぃ。俺らとお前の仲だろう。今更壊れたりせん。
🗡ですね〜
まじー?
🐔言ってみなさい。
んー。猫とか…小動物に魔導の核を埋め込んで、使い魔に出来ないかなと。
🗡はなしがどうつながるのです?
つまり、小動物の心臓と魔導の核を取り替えて、魔力が尽きない限り生き続けられる生物にする。その生物は魔力を吸えるし、貯めることもできる。もちろん放出もできる。
🐣その小動物が魔力を集めてくる、と。
そう。
🐥倫理的に問題があるからって事だったんだね。
そう。ヒト種はそーゆーのに頭固いじゃん?
🦍確かに倫理的には問題あるが、研究者に話してみたら違ったんじゃないのか?
身近に研究者がいなかったから。
🗡まどうぐのかいはつじょは?
あれは変人なだけ
🐣どう違うんです?
イカれた集団かオタクな集団かで全く違うよ。
🐥僕でやってみる?
な、むりむりむりむりむり!!!!
🐔何を言うのですか小夜。
🐣そうです。許しません。
🐥僕だったら万が一失敗しても代わりを探せるし。
代わりなんていないから。大切な仲間で実験する程落ちてないから。す
🦍俺らで実験は無しだろう。しかし何で実験をする?
🗡ひんしのどうぶつとか?
そう簡単にいるわけないじゃん。
だよね〜。もっと別の方法考えないとなぁ〜